まず安心してくれ。
「毎日書いてるのに誰も読まねえ…」って顔、俺は何度も見てきた。
ここでは、固有名詞やツール名に頼らず、メンターとして丁寧に、やるべき順番で教える。読み終わったら「次に何をすればいいか」が明確になっているはずだ。さあ、一緒にやっていこう。
イントロ:何を目指すか、簡単に整理する
目標はこうだ。
「検索で読まれる記事を作れるようになり、PVと収益を両方伸ばす」。
方法はシンプルだが順序が大事。
- 検索する人の『求めていること』を見つける(=キーワード)
- その人が満足する記事をテンプレ通りに作る(=構成)
- ブログ同士をつなぎ、定期的に改善する(=内部設計+リライト)
これを、迷わず回せるようにするのが本稿の目的だ。
第1章:SEOの本質(メンターが一言で言うと)
検索で上に出る記事と下に埋もれてる記事の差は、単純に**「読者の問題を速く・確実に解決しているか」**だ。
技術の話以前に、これが第一原理。
- 読者の疑問をタイトルと導入で即答する
- 手順や理由を具体的に示す(抽象語はNG)
- 記事同士で「関連する流れ」を作る(読者が次々読める状態)
まずはこの原理を腹に落とせ。
第2章:キーワード選定 — 何を狙うか、どう決めるか(手順)
固有名詞は使わない。やることは次の5ステップだ。
- 目的を決める
- 「情報提供で信頼を得る」「収益化(商品紹介)」「リスト獲得」のどれかを最初に決める。
- 候補を洗い出す(ブレインストーミング)
- 自分が回答できる悩みを紙に書く。例:「始め方」「比較」「失敗対処」「おすすめ」
- 検索意図を分類する
- 「調べたい段階(情報収集/比較/購入直前)」を分ける。収益なら「購入直前」キーワードを優先。
- 上位記事を観察する(構成と抜け)
- 検索結果の上位を読んで、何が足りてないかを書き出す。その“抜け”を狙う。
- 優先順位をつける
- 優先は「競合が弱い」「検索意図が明確」「収益に直結しやすい」順。
ここでのコツ:
大きい言葉(=総合ワード)は避け、小さな組み合わせ(ロングテール)を狙え。
例フォーマット:「○○ 始め方」/「○○ 比較」/「○○ おすすめ」など。
第3章:記事構成テンプレ(そのままコピペして使える型)
時間がない副業者向けに、60分で書き切るテンプレを教える。テンプレはそのままコピペ可。
記事テンプレ(60分ワークフロー)
- タイトル(5分)
- 例フォーマット:[狙うキーワード]|[短いベネフィット]
- 例:
○○ 始め方|初心者が30日で迷わず進める手順
- 導入(10分)
- 読者の悩みを一文で代弁 → 結論(この記事で得られること)を示す
- 結論(5分)
- 先に結論を提示(読者は答えを早く求めている)
- 手順(30分)
- ステップ1〜3(各ステップ見出し+具体的なやり方)
- 具体例・注意点を必ず入れる
- FAQ・注意点(5分)
- よくある疑問を2つほど想定して回答
- 行動喚起(5分)
- 「次にやること」を明確に指示(関連記事リンクや資料ダウンロード)
第4章:内部設計(記事のつなぎ方) — ハブとスポーク
ブログは個別記事の集合体で、ただ増やすだけでは弱い。ここでは「ハブ記事」を使うやり方を教える。
- ハブ記事(まとめ):ジャンル全体をまとめ、初心者が最初に読むべき1本を作る
- スポーク記事(個別):実践手順・比較・レビューなど、具体的なテーマを個別に書く
ハブ記事からスポークへ、スポークから関連スポークへ内部リンクを張れ。
アンカーテキストは自然な日本語(例:「〜の始め方はこちら」)で。これだけで読者の回遊が上がる。
第5章:データを見て改善する(チェック指標と打ち手)
見るべき数字はシンプルだ。
- 表示回数(インプレッション)
- クリック率(CTR)
- 平均滞在時間(またはスクロール率)
- 成約率(収益に直結する行動)
問題別の打ち手:
- CTRが低い → タイトルとメタ説明を改善(メリットを明確に)
- 滞在時間が短い → 導入を変える/目次をつける/具体例を増やす
- 成約が無い → 導線(CTA)の位置や言い回しを変更
改善は小刻みでOK。毎回大改修をする必要はない。仮説→検証→修正を週単位で回せ。
第6章:リライトの具体手順(実務チェックリスト)
過去記事を蘇らせるための最低限チェックリスト。1記事あたり30分〜1時間でできる。
- 狙いのキーワードはまだ有効か確認
- タイトルにキーワードと価値が入っているか
- 導入で「問題→解決」を示せているか
- 手順や数値が古くないか(更新が必要なら修正)
- 内部リンクが増えたか(関連記事への導線)
- 画像やリストで読みやすさを上げているか
これを月1回回すだけで、アクセスが着実に改善する。
第7章:書くペースと習慣(メンター流の継続術)
続けられなければ意味がない。習慣化のための具体策。
- 曜日ごとにテーマを割り振る(例:月レビュー、火まとめ、金リライト)
- 1記事を60分で書くルールを導入(完璧主義を捨てる)
- ネタ帳を常時更新(見つけた疑問は即メモ)
- 月末に「改善会」を自分で開催(データを見る時間を固定)
継続は気合ではなく、仕組みで作れ。
付録:コピペ可能な見出しテンプレ(例)
- H1:[狙うキーワード]|[短いベネフィット]
- H2:なぜ〜が必要なのか(導入)
- H2:結論(先に答え)
- H2:具体的なやり方(ステップ1〜3)
- H2:よくある失敗と対処法
- H2:まとめと次にやること
最後に(メンターからの一言)
結果はすぐには来ない。だが、正しい順序で着実に進めば、必ず変わる。
私があなたのそばで「やるべきこと」を一本一本教えるとしたら、今日のこの構成がその第一歩だ。やってみて、分からないところがあれば一緒に潰していこう。
必要なのは知識でも情報でもなく、正しい順番で実行する力だ。
このマニュアルは、固有名詞に頼らず、メンターとして手取り足取り進められるように作った。準備はいいか?じゃあ、一緒に始めよう。
こっちも見るとより理解が深まるだろう。